スキンケア

肌の老化の原因とアンチエイジング法は?知らず知らず衰えていくあなたのお肌

“肌年齢”という言葉があるように、肌も日々年齢を重ねています。「なんだか昔に比べて化粧のりが悪いな…」「このままシワシワになりたくない!」そう思う女性は少なくはないでしょう。女性にとって悩みの一つでもある、肌の老化。いったいどのようにしたら老化を防止することができるのでしょうか?正しいアンチエイジング方法を知って、きれいな素肌を手に入れたいですね。

肌の老化

2018年04月24日更新

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記事の目次

[1]肌の老化のメカニズムって?

生きていることで、肌の老化は進んでいるため止めることはできません。でも、なぜ老化は起こってしまうのでしょうか?実際に「お肌の曲がり角かな…」「なんだか肌質が変わってきたかも…」と感じるのはいつ頃からなのでしょうか?肌の老化のメカニズムと原因を知ることで、いつまでも若々しさを保つ対策ができますね。

肌の老化

老化はなぜ起こるの?

肌の老化は“本来の肌の持っている力が低下することで起こる現象”のことです。誰でも年齢を重ねるごとに、肌の潤いがなくなり乾燥したりシワができやすくなったりとハリやつやは失われていきます。

またたるみやくすみを引き起こし、肌が老化することで外部からのダメージも受けやすくなります。このような状態が目立ち始めることを老化と私たちは感じるのです。

また、肌の老化が起こる原因の一つに、紫外線によるダメージがあります。私たちは日々紫外線を知らず知らずのうちに受けています。紫外線などの外部からの刺激と、年を重ねるごとに乱れてしまうターンオーバーが原因により老化は発生するのです。

どのような変化が表れるの?

10代や20代前半に比べ20代後半から30代に入ると、肌のシミやそばかす・目尻の小じわやほうれい線が目立ってきた、ハリが減ってきたな…と感じるなど肌の変化は質感だけでなく目に見えても分かるように変化していきます。

特に年齢を重ねることでシミが濃くなって来たり、そばかすが目立ち始めたり、化粧崩れがしやすくなったりファンデーションののりが悪いと感じたりと変化は様々ですが、その変化は年を重ねるごとに進んでいってしまいます。

ではその変化を実際に、感じるのは何歳頃からなのでしょうか?

肌の老化

肌の老化って何歳から始まる?

30代を迎えた頃から、身体の機能の回復力は遅くなってきます。もちろん肌も同じです。個人差はありますが、身体の機能は20代でピークを迎えます。そして「お肌の曲がり角」と呼ばれるものは、25歳くらいから始まるのです。

人によっては、10代からしっかりケアをしているという方と、昔から沢山紫外線を浴びてきたという方もいると思いますが、今までのケアや生活の仕方によって、個人差が大きく出るのが30代頃からなのですね。

「30代になっちゃったからもう手遅れなの?」肌の老化は止めることができませんが、遅らせることはできます。老化は気づかないうちに進んでいるものです。目に見えて肌の老化を実感するのは25~30代くらいといいますが、老化自体は16歳くらいから始まっているといわれています。

女性ホルモンの乱れが起きやすい30代では、目に見えて肌の老化を実感し易くなるため、肌の状態に合わせたケアを行うことはとても大切になってきます。そのため、食生活や生活習慣などが大きく左右してくるのです。肌のケアは意識して、対策を行うことがとても大切です。

[2]肌の老化を悪化させるものって?

肌の老化

肌の老化を悪化させるものは、実は何気なくしている行動だったり何気なく口にしている食べ物が原因につながったりしています。

皮脂が多くなってきて気になり、脂取り紙や顔を洗う回数を増やしたりとそんな小さなことも肌のバリア機能を下げて老化を悪化させてしまっている原因かもしれません。肌の老化を悪化させる原因はいくつかありますが、今回は代表的な5つの原因についてみていきます。

紫外線

肌の老化を悪化させるものの原因として、紫外線による外部からのダメージがあります。よく耳にしたこともあると思いますが「日焼けは肌にダメージを与える。」ダメージを与えるだけでなく様々な肌トラブルの原因のもととなります。

私たちにとって、紫外線はとても有害なものです。その紫外線の中でも、もっとも肌にダメージを与えると言われているのがUV-AとUV-Bと呼ばれる2つの光線です。UV-Bは、肌のメラノサイトというメラニンを作り出す細胞を刺激して大量のメラニン色素を生み出します。

UV-Aは肌の一番奥にある、コラーゲンなどの肌を守っている細胞を刺激してしわやたるみを生み出す原因を作ってしまうのです。また、紫外線を浴び続けることは肌の水分を奪い乾燥にもつながってしまいます。

無防備な状態で紫外線を浴び続けることは、肌に直接的にダメージを受けることになり、様々な肌トラブルと共に老化を悪化させてしまう原因につながるのです。そのため、UVケアや紫外線を防止するケアを行うことは、肌の老化を防止するためにはとても大切なことなのです。

乾燥

20歳を過ぎるとだんだんと、ターンオーバーが乱れてくることでお肌のバリア機能は弱まってきます。ターンオーバーが乱れることで、乾燥やキメが崩れるなど様々な肌トラブルが表れてきます。

肌の老化

20代をピークに女性ホルモンの減少やストレスや寝不足などの、生活習慣の乱れも大きく関わってきます。生活習慣の乱れなどで乾燥した肌は、より肌の老化を進行させてしまうのです。しっとりときめ細かく見える肌は、きめが整っていて皮膚の水分量も多くぷっくりとみずみずしい肌に見せてくれますね。

乾燥は肌のバリア機能の低下によって、水分保持能力が低下したり、肌全体へ栄養を行きわたらせることができなくなるため乾燥してしまうのです。乾燥をしないように、肌にとって必要な栄養素を摂取したりケアをして保湿を行うことがとても大切です。

ホルモンバランスの崩れ・血行不良

ホルモンバランスの崩れは、肌にも大きく影響をもたらします。ホルモンバランスが崩れることで身体の機能は低下し、栄養素が身体全体に行きわたりにくくなります。栄養素が行きわたりにくくなることで、細胞の働きが低下し肌のターンオーバーは乱れてしまいます。

肌の老化

ターンオーバーが乱れることで、肌のキメが崩れたり乾燥してしまったりと肌トラブルの原因になります。その他にも、栄養素が行きわたりにくくなることで血行不良などを招き肌のくすみの原因を引き起こします。

肌がくすんで見えると、見た目の年齢も年をとって見えるため、老けた印象を与えてしまうのです。しっかりとした生活習慣と睡眠をとることは、ホルモンバランスの崩れの改善に導きます。生活習慣を見直すことは、肌にとって大切なことなのです。

糖化による老化

糖化とは、肌や身体をコゲさせてしまうことをいいます。糖化は過剰に摂取して体内で余ってしまった糖がタンパク質と結びつくことによって発生します。身体の中のコラーゲンやケラチンが糖化することで、肌の細胞は衰えて肌の老化が進んでしまうのです。

 
肌は糖化することで、ターンオーバーが乱れて新しい肌が生まれる妨げになります。糖質の過剰摂取は、糖化を悪化させる原因になります。肌の糖化を悪化させないためには、生活習慣や食生活は気をつけたいですね。

[3]食生活も影響している?肌を老化させる食べ物って?

「私たちの身体は食べ物が作っている」と言われるように、食生活は肌にも大きく影響します。食の欧米化が進んだ現代では、ジャンクフードや添加物などを口にする機会も多くなってきましたね。

しかし、そういった食品は身体にとっても肌にとってもいい影響を及ぼしません。何気なく摂っている食事が、肌の老化を悪化させているかもしれませんね。では、肌を老化させる原因のもとになる食べ物とは、どのようなものでしょうか?

炭酸飲料

多くの炭酸飲料には、大量の砂糖が入っています。大量の砂糖は、身体で分解する際に大量の水分を使い、更に血糖値の急激な上昇を招き身体に大きな負担を与えます。炭酸飲料には人工甘味料もたくさん含まれているため、身体にとって良い影響はもたらしません。

 
炭酸飲料を毎日好んで500ml飲んでいる人は、細胞が4.6歳も老化すると証明されています。炭酸飲料を飲むことで、過剰に砂糖を摂取していることが肌の老化を悪化させてしまう原因なのです。

肌のためにも、健康のためにもトランス脂肪酸は避けることをおすすめします。

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングなどに含まれており肌の老化だけでなく様々な健康を害する働きがあることが示されています。アメリカでは心筋梗塞や肥満などのリスクを高める恐れもあることから、2018年6月以降からは食品への添加を禁止されます。

 
肌のためにも、健康のためにもトランス脂肪酸は避けることをおすすめします。

ジャンクフード

手軽に食べることができるジャンクフードは私たちの食生活でも、とても身近な存在ですね。ですがジャンクフードに含まれる油などは身体にも悪い影響を及ぼします。特に、ジャンクフードには飽和脂肪酸などの脂質が沢山含まれています。


 
この飽和脂肪酸は血中の脂肪を増やして中性脂肪を増やします。身体のバランスを悪くして腸内環境も悪くなり結果的に肌の老化を悪化させてしまうのです。ジャンクフードは高カロリーな傾向にあるため、美を意識する人は避けたい食べ物ですね。

人工甘味料

様々な食品に添加される人工甘味料ですが、この人工甘味料も肌の老化を悪化させる食べ物の一つです。人工甘味料は、身体を糖化させてしまう原因の一つです。肌にとって糖化は老化を進行させてしまいます。

 
人工甘味料は、頭痛の原因や関節痛の原因になるとも言われており、健康を害す一つの原因なのです。

[4]正しく行うエイジングケア方法ってどんなもの?

“肌のエイジングケア”と言っても、沢山の方法がありますが生活習慣の見直しや食生活の見直しをすることで、肌のターンオーバーを正常化させて老化や肌トラブルの防止を行うことができます。エイジングケアの基本は健康的な身体作りです。

健康な素肌を保つことで、肌のトラブルも少なくストレスなく生活できますね。

食生活の見直し

食生活を見直し、正すことで肌質が改善されたりエイジングケアにつながったりと肌にとって大きな変化をもたらします。「忙しいからついつい、簡単に済ませちゃう…」など忙しい現代人は、レトルト食品やジャンクフードなど食事も簡単に済ませがちですね。

 
ですが、肌にとって大敵となる食品添加物などを避け正しい食生活で栄養素を摂取することで、肌全体に栄養を行きわたらせターンオーバーを助けるため、老化防止にもつながります。

特に肌を作るのに必要な「タンパク質・ビタミン類・ミネラル」などを積極的に摂取しましょう。サプリメントなどを上手に取り入れて、栄養素を摂取することも大切ですね。偏りがちな食生活を見直して、エイジングケアを行いましょう。

適度な運動

身体の基礎代謝が落ちてしまうことは、肌の代謝も落としてしまいます。適度な運動を行い、汗を流すことは代謝を促すうえでとても大切です。運動不足は血行不良を招き古い角質がいつまでも残ってしまうため、肌のツヤは失われてくすみが生じます。

め適度な運動を行うことで汗をながし、新陳代謝を活発化することで肌トラブルを改善に導くのです。健康的な肌の環境を守ることが、肌の老化を防止することにつながります。

睡眠をしっかりとる

成長ホルモンと言われる身体の細胞を活性化させるホルモンは、就寝時に活発になります。
寝不足が続くことで、この成長ホルモンが充分に分泌されなくなるため肌トラブルの引き金となったり、ターンオーバーが乱れたりとよくない影響をもたらします。

睡眠をしっかりととることで、ストレスなどを解消し肌にとって良い環境を作り出してくれるので、睡眠をしっかりとることは肌のためにとても重要なことなのです。

悩み別に行うエイジングケア方法

肌の老化でも、悩みは様々ですね。その悩みごとにケアの仕方も異なってきます。そのため自分にあったエイジングケア方法を取り入れることで、悩みをより効率よく解消に導くことができます。

  • 紫外線対策を行う
  • 紫外線は肌にとって大敵です。日焼け止め等で外側からUVケアを行うことはもちろん大切ですが、紫外線のダメージを抑えるためにビタミン類を沢山摂取するなど食生活を意識することで、エイジングケアを行うことができます。

     
    シミやそばかすは、肌のメラニン色素が増えてしまうことで発生します。このメラニン色素の生成を抑えるには、ビタミン摂取が大切です。特にビタミンCを積極的に摂取しましょう。ビタミンCを多く含む食材を日常的に摂取したいですね。

     

  • 乾燥・たるみ・シワの対策を行う
  • あらゆる肌トラブルの元となるのが乾燥です。乾燥を予防するためには、きちんと保湿するが大切ですが、刺激の強いクレンジングや熱いお湯での洗顔などは肌表面の水分を奪い皮膚の乾燥を招くことにつながります。

    洗顔後は丁寧にスキンケアを行いうるおいの蓋をするのが基本です。 乾燥・シワ・たるみも食生活を改善することで、肌質を守ることにつながります。健康的な肌作りのカギとなるタンパク質・ビタミンA・ビタミンEをたっぷり摂ることを心掛けましょう。

     

    [5]外側からのケアだけでなく体内からのケアも大切?

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    体内で生成される、コラーゲンは年齢を重ねるとともに減少してしまいます。コラーゲンは肌の潤いを守り、たるみやシワを防止してくれるものですが、年齢とともにコラーゲンの生成が減ると同様にヒアルロン酸の生成も減っていきます。

    外側からのケアももちろん大切ですが、内側から身体の細胞を作るのに大切な栄養素を摂取したり細胞を健康に保つのを助ける栄養素を補うことも、肌の老化を防止することにつながります。

    コラーゲンの摂取

    化粧品の成分にも含まれ人気の高いコラーゲンやヒアルロン酸は、私たち人間の身体にも存在しています。基礎化粧品などに含まれているものも多いため外からのケアとして使っている方も多いでしょうが、しっかり食べ物から摂取し内側から補うように心がけると有効的です。

    特にコラーゲンは、肌の構成要素のもととなります。たるみや表情筋などの全体的な筋力アップや代謝を促し成長ホルモンの分泌を促す役割を果たしています。老化を防ぐためには、肌の構成要素も充分に補うことが大切になってくるのです。

    [6]肌の老化防止はエイジングケアを早くから行うことが大切!

    きれいに年を重ねていくために、肌のエイジングケアは大切です。時間を巻き戻すことはできませんが、ケアを行うことで肌の老化防止を行い、きれいな肌を目指しましょう。外側からのケアと内側からのケアを大事にして、自分の肌をいつまでも好きで入れるよう努力をしたいですね。


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